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TAP/とよたアートプログラム

【インタビュー・アート】Our History My TOYOTA とよたのまちなかの人たちにお話を聞きました 2020.1特集

 

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  • Kabo. (かぼ)さん: 竹生町のゲストハウス。人が集まる、繋がる、笑顔になる空間〒471-0077豊田市竹生町2-4-22 営業時間10:00~19:00 定休日毎週水曜日

 

TAP:トリエンナーレやW杯など様々なイベントがありましたが、街なかの雰囲気や様子など いかがでしたか?

 

Kabo:kabo.のイベントでもトリエンナーレツアーをやりました。でも一回しかできなかったんですよ(笑)もっとたくさん開催したかったです。

ゲストハウスにいらっしゃるお客さんの中にはトリエンナーレ目的の方もいましたね。東京から若い男女がきてくれたり、県外の人も多かった。美術好きな方に、トリエンナーレやってますよ、って紹介したら皆さん行ってくれたり。お客さんの反応も良くて、楽しんでいる様子でした。

 

TAP:これからどんな豊田にしていきたいですか?

Kabo:個人的にはまちなかにミニシアターとか古本屋とか、超マイナーな文化が繰り広げられる場所がもっとできたらいいなと思います。ディープな街が好きなので(笑)

竹生町で昔、それぞれのお家の軒先に竹細工を置く、みたいなプロジェクトをやったことがあって。そういったことを現代のアーティストさんと絡ませて、いろんな新しいことを起こしていったら面白くなりそう。

 街なかを何となく見ていると、竹生町の商店街は、昔ながらのお店とか路地がよく残っているんですよ。そのポテンシャルをぜひ活用したいです。ゲストハウスは、外から入ってくる人のまさにきっかけの場所なので、外の人と豊田との関わりを作っていけるようにしたいです。それが豊田市の魅力再発見や、「豊田はこれ!」って言えるような街の皆さんの誇りに繋がればいいなと思います。

 

 

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TAP:トリエンナーレやW杯など様々なイベントがありましたが、街なかの雰囲気や様子など いかがでしたか?

大悟さん:トリエンナーレを知る前はアートにほとんど関心がなかったんですが、知人に紹介されて見に行ってみてすごく考え方が変わりました。

日常で「これもアートなんじゃないか?」という場面があったり、アートとは何かを頻繁に考えるようになったんです。豊田会場の作品を見ての感想ですが、国内外から色々なアーティストが来て、豊田市アイデンティティみたいなものを作品として表現してくれたことが純粋にうれしかった。そういう地域の魅力の掘り起こしって外から来る人のほうが上手かったりしますよね。

 

TAP:これからどんな豊田にしていきたいですか?

大悟さん:豊田の一大イベントの一つである拳母祭りは豊田の人との繋がりを作ったきかっけです。祭りは絶対に大切。祭りがあるから成り立っている側面もあると思う。

 

ただ、豊田市は祭り「だけ」ではないし、閉鎖的にやっているだけでは成長できない。もっと色々な方面に開かれていかないといけないなと思います。

 

 個人的な観点ですが、岡崎や豊橋などの東海道の宿場として栄えた地域は文化が受け入れられやすい。それに比べて豊田市は土壌が薄いなと思います。でもそれに対して危機感を持つ人はあまりいない。まずはそれを知らせるところからだと思います。

 1年の歳時記の中にアートイベントが入ってきたらそれはもう成り立っているはず。いきなりアート色の強いイベントをやるのではくて、生活の場面に日常的にアートが入り込んでくるような企画を積極的にやっていったらどうでしょう?そうやって少しずつ街の中に根付かせていったら、市民の意識も変わるのではないでしょうか。

 

 

 

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  • Kevin’s Bar のマスターとママさん Kevin's Bar:豊田市若宮町1-34

 

まちなかの様子としては、朝早くから駅周辺に若い女性を中心として、多くの人が行き交っていて、すごい効果だなと思いました。

トリエンナーレが始まる前は、豊田でやってどれくらい人が集まるのか心配していたんですが、いざ始まるとすごくにぎわっていたように思います。

 

これだけ成果があったので、次に繋げていってほしいです。バーの方では、ボランティア終わりの方が利用してくださったりしました。また隣で作品を展示していたので、アーティストさんもお店に来てくれたり、交流もありましたね。

 

 

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  • かもめ堂さん かもめ堂:豊田市喜多町4丁目25-5

店頭でもトリエンナーレのポスターを貼って宣伝をしていました。

トリエンナーレ自体は良い取り組みだと思います。ただ興味関心がある人は情報収集しているので文化イベントも色々知っていますが、逆にこれだけ豊田市トリエンナーレをやっていても、知らない人は全く知らない。

発信力は大事だと思います。

豊田市民の文化意識は昔からそんなに変わっていないと思います。トリエンナーレのような取り組みをもっと豊田市でもやって、上手く発信していったらいいのではないでしょうか。

 

 

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  • Risoさん Riso:豊田市 西町 2-8 CONTENTS nisimachi

ちょうどクリムト展もやっていたので、街自体はにぎわっていましたよね。県外からいらっしゃっていた人も何人かお会いしました。

 

トリエンナーレのチラシをもって来て下さる方も見ましたし、期間中は新しいお客様も多かったです。トリエンナーレを期にコラボパンを出させてもらいました。毎月中身の変わる食パンを出していて、ブルーベリーの時期だったのでその色を使って作りました。意外と市役所の方が買って行ってくれたり(笑)

イートインスペースをトリエンナーレ巡りの休憩に利用してくださるお客様もたくさんいました。

 

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  • マツザワクリーニングさん:マツザワクリーニング 豊田市桜町1丁目55

家族がトリエンナーレのボランティアをやっていたので、色々なお話を聞きました。

私も一部の作品を見ましたし、今年の1月の地域展開プログラムも見に行きましたが、やはり現代美術は難しい所がありますね(笑)

あとで解説をしていただいて、理解しました。

 

でも見に行くのは好きで、豊田市美術館にも時々行きます。

近くの桜城址公園で時々マルシェが開かれていたりしますので、街の中の新しい活動を身近に感じてはいます。そういった形で、もっとまちの身近なところにアートがあればいいなと思います。東高校の旧校舎の活用もすごくいいことだと思いました。

新しく博物館ができるとのことですが、どうなるのか楽しみです。