TAP topics

TAP/とよたアートプログラム

コラム

【コラム・演劇】豊田現在演劇マップ/清水雅人 2019.9特集

今月(2019.9)の特集テーマは「豊田の演劇」。「この人」対談やコラムで豊田の演劇界は現在活況になりつつあるとの評価は誰もが認めるところだろう。 ということで、現在豊田市内で継続的な活動や定期的な公演を行っている劇団、演劇グループなどを紹介したい…

【コラム・演劇】豊田の演劇、過去 今 未来/石黒秀和 2019.9特集

豊田の演劇史については、TAP(Toyota Art Program)のサイト( https://tap.hatenablog.jp/entry/2019/09/25/105557 )に、2016年7月に岡田隆弘氏に聞いた映像とコラムが載っているので、興味のある方はそちらをご覧いただくとして、2003年と2006年に全市規…

【コラム・アート】豊田市におけるトリエンナーレ開催の意義/石黒秀和 2019.8特集

あいちトリエンナーレがついに豊田市にもやってきた。3年に一度の国際芸術祭。愛知県では2010年にはじまり、4回目の今年は名古屋市と並んで豊田市も会場となった。あいちトリエンナーレの詳細や意義については他の媒体に委ねるとして、ここでは豊田市でトリ…

【コラム・音楽】20世紀~現在、世界~豊田の「音楽」をグーグルアース的ズームアップで見てみる/清水雅人 2019.7特集

20世紀の文化芸術はアメリカを抜きにしては考えられない、特にポップカルチャーにおいては。20世紀のアメリカの芸術がそれまでと違っていたのは、それらは芸術としてではなくビジネス/エンターテイメントとして世界に拡がっていったということだ、資本…

【コラム】劇団ドラマスタジオ公演「光の春」観劇レポート 清水雅人

2018年12月1日2日に豊田市民文化会館小ホールで上演された劇団ドラマスタジオ第24回公演「光の春」観劇のレポートをしたい。まず、本公演の概要についてだが、トピック的な情報を冒頭で掲出しておく。 ・豊田にて現在活動するもっとも古い劇団ドラ…

【コラム】Recasting Weeks 「HYBRID BUNKASAI」とは? 天野一夫

お待たせしました! 「HYBRID BUNKASAI」が開催されました。 と言っても知らない方も多いと思いますが、ほぼ一年前の昨年11月に、豊田市美術館の隣に位置する旧豊田東高校で、「On Stage! On High School!」と題しプレイベントが開催されました。それが「とよ…

【コラム】とよた演劇祭「美術がうみだす舞台」観劇レポート 清水雅人

2018年8月11日に豊田市民文化会館の大会議室で開催された、とよた演劇祭「美術がうみだす舞台」の観劇のレポートをしたい。 とよた演劇祭サイトには、 「とよた演劇祭は、2011年より5年に渡り行われた『とよた短編演劇バトルT-1』の終了後、とよ…

【コラム】劇団ドラマスタジオ公演「煙が目にしみる」観劇レポート 田村優太

6月23・24日に市民文化会館小ホールで開催された、劇団ドラマスタジオ第23回公演「煙が目にしみる」を観劇してきました。 劇団ドラマスタジオは2000年に旗揚げされた、豊田市内でもっとも歴史のある劇団です。 この作品は田舎の斎場を舞台にした火葬される二…

【コラム】舞台照明と街路灯 本多勝幸

<TAG>通信[映像版]でもお話した通り、豊田市駅前で都合三回、唐十郎の紅テント公演を行いました。その時できたご縁で横浜赤レンガ倉庫一号館ホールこけら落とし、花園神社、大阪中之島等々ご案内をいただく度に各地の紅テント公演に出かけては観劇を…

【コラム】二重性と後ろめたさの先に―<TAG>通信[映像版]を通して― 清水雅人

忙しさにかまけて、やりたいことをなかなかやり切れてない<TAG>だが、そんな中なんとか2016年のリニューアル以来続けてこられたのが<TAG>通信[映像版]だ。これは、<TAG>発起人の石黒秀和氏と私がホストになって、豊田の文化芸術に関わる…

【コラム】<TAG>通信[映像版]第20回「商店街とアート、商店街とまちづくり(ゲスト本多勝幸氏)」要約と所感 清水雅人

1時間超の映像を見る時間を割くのが難しい方のために、<TAG>通信[映像版]の要約をお送りするシリーズ、今回は一番街商店街理事長の本多勝幸氏に話を聞いた。 ※すべてを要約できてはないので、よろしければどうぞ映像版をご覧ください。 <TAG>通信…

【コラム】とよた演劇協会 1年、これから(石黒秀和)

とよた演劇協会を設立して1年余りが過ぎた。協会の説明は設立と同時に立ち上げたとよた演劇協会のホームページ(https://toyota-engeki.jimdo.com)をご覧いただくとして、会費もとらない、誰でもいつでも入退会できるゆるい協会としては、煩わしい義務もな…

【コラム】<TAG>通信第19回「ストーリーにおけるテーマとは(略)(ゲストどうまえなおこ氏)」要約と所感 清水雅人

1時間超の映像を見る時間を割くのが難しい方のために、<TAG>通信[映像版]の要約をお送りするシリーズ、今回は劇作家、演出家のどうまえなおこ氏に話を聞いた。 ※すべてを要約できてはないので、よろしければどうぞ映像版をご覧ください。 <TAG>通…

【コラム】劇団スカブラボー第5回本公演「天使に願いを」観劇レポート 清水雅人

11月16・17日に豊田産業文化センター小ホールで開催された劇団スカブラボー第5回本公演「天使に願いを」を観劇してきた。 以下まずは劇団スカブラボーを紹介する。 劇団スカブラボーは東京を中心に活動する劇団だが、昨年まで開催されていた、とよた…

【コラム】<TAG>通信[映像版]第5回「まちづくりとデザイン、地方都市と情報発信/ゲスト西村新氏」要約と所感 清水雅人

1時間超の映像を見る時間を割くのが難しい方のために、<TAG>通信[映像版]の要約をお送りするシリーズの第5弾、今回はデザイン、情報発信などをテーマに西村新氏に話を聞いた。 ※すべてを要約できてはないので、よろしければどうぞ映像版をご覧くださ…

【コラム】<TAG>通信映像版第4回「アートと地域、私たちとの距離/ゲスト亀田恵子氏」要約と所感 清水雅人

1時間超の映像を見る時間を割くのが難しい方のために、<TAG>通信[映像版]の要約をお送りするシリーズの第4弾、今回は豊田のアートをテーマに亀田恵子氏に話を聞いた。 ※映像アップより時間が経ってからの公開になってしまいましたが、どうぞ参考にし…

【コラム】<TAG>通信映像版第3回「豊田の映画をとりまく状況、そして人材育成とは?/ゲスト岩松あきら氏」要約と所感

1時間超の映像を見る時間を割くのが難しい方のために、<TAG>通信[映像版]の要約をお送りするシリーズの第3弾、今回は豊田の映画、映像をテーマに岩松あきら氏に話を聞いた。 ※映像アップより時間が経ってからの公開になってしまいましたが、どうぞ参…

【コラム(のようなもの)】5回目の美術館公演を終えて(石黒秀和)

野外群読劇「蜘蛛の糸」youtube公開中 https://youtu.be/cduGWSQWVZI 去る10月23日(日)、豊田市美術館2階大池で、野外群読劇「蜘蛛の糸」を上演した。これは豊田市美術館主催のミュージアムフェスタの一企画として5年前より行っているもので、市民に気軽に演…

【コラム】<TAG>通信[映像版]第2回「豊田は本当に音楽不毛の地なのか/ゲスト正木隆氏」要約と所感 清水雅人

1時間超の映像を見る時間を割くのが難しい方のために、<TAG>通信[映像版]の要約をお送りするシリーズの第2弾、今回は豊田の音楽をテーマに正木隆氏に話を聞いた。 すべてを要約できてませんので、どうぞ<TAG>通信[映像版]もご覧ください → htt…

【コラム】総製作費はプライスレス 市村

映画の撮影を取材しました。 現場は愛知県の奥三河、設楽町(旧津具村)の廃校。 木造校舎で、窓枠や廊下の雰囲気が味わい深く感じられました。 ここに東京などの各地から俳優が集まり、監督ら撮影陣とともに合宿しながら撮影が続いていました。 普通、映画…

【コラム】(仮称)とよた演劇人協会設立 石黒秀和

(仮称)とよた演劇人協会なるものを設立しようと思っている。とよた演劇アカデミーをはじめて9年目。すでに8期生までが修了し、幾つかの劇団が誕生し、それぞれの公演のほか、実行委員会形式で「短編演劇バトルT-1」や「空の舞台」といった演劇イベントも開催…

【コラム】本当に文化不毛? 市村直生

この地域で取材をしていると「豊田は文化不毛の地」という一言がよく聞かれます。 実際に文化活動に携わっている人にしかわからない、様々な実情があるのだと思います。 しかし第三者の目からは、豊田でも多種多様な文化が芽生え、育っているように見えます…

【コラム】とよた演劇祭『空の舞台』観劇レポート 清水雅人

7月23・24日に、とよた演劇祭『空の舞台』が開催された。 これは、とよた演劇アカデミー修了生の発表の場の1つとして、<TAG>発起人でもある石黒秀和氏主導で昨年まで開催されていたT−1とよた演劇バトルの後継イベントとして、アカデミー修了生…

【コラム】<TAG>通信[映像版]第1回「豊田の演劇 歴史と展望/ゲスト岡田隆弘氏」要約と所感 清水雅人

はじめに <TAG>をリニューアルした目的の1つに<TAG>通信[映像版]をやりたいというものがあった。これは、豊田の演劇・映像・音楽・アートその他面白そうなことで毎回テーマを設定し、ゲストをお呼びしてゆっくりお話しを聞くというものだ。お聞…

【コラム】お金がなければいい映画は撮れない 岩松あきら

5月中旬からの2か月間。私は設楽町津具の山の中にいる。 それはなぜか。三河映画第二弾「Ben-Joe(仮)」の撮影ため、キャスト・スタッフと共に、合宿生活を送っているからなのです。 そもそも三河映画とは何かと言いますと、三河映画というのは、普通の劇場…

【コラム】やらなければならないこと 清水雅人

この<TAG>の元となった<TUG>Toyota Underground Galleryが開催されたのは2012年度なので、もう丸3年が経った。<TUG>は、市からの依頼でとよた市民ギャラリー(VITSの地下)の有効活用事業として、豊田市内の演劇・映像・音楽・アー…

新生とよた演劇アカデミー 石黒秀和

去る2月23日(日)に、豊田産業文化センターでとよた演劇アカデミー6期生の修了公演があり、約10か月の課程を経た14名が修了証書を受け取った。これでアカデミー修了生も130名を超え、間もなく7期生の募集も始まる。 アカデミーを構想したのは2回目のとよた市…

【コラム】劇団☆空跳ぶ紙ひこーき旗揚げ公演「Bank Bang Lesson」所感 清水雅人

豊田で新しい劇団が立ち上がり、旗揚げ公演をすると聞き、いそいそと見に出かけてきた。2月8・9日の豊田産業文化センターでの上演作である。 豊田在住の役者だけでなく、近隣地域で活動する役者も含めての旗揚げということで、知っている役者が3人、それ…

【コラム】元日からダラダラと『演出』について考える 古場ペンチ

2014年。元日。 今年も相変わらず見てしまったのは、『芸能人格付けチェック 2014年お正月スペシャル』です。 年末年始は必ず長崎の祖父の家で過ごしておりますが、なにしろ田舎過ぎて、何もやることがないんですよね。 だので、思いっきりおいしいご飯…

【コラム】意識と無意識 加東サユミ

「演じるとはなんだろう?」 長年舞台をやっていて、この答えがずっとでなかった。 私が演じるうえで"役に入り込む″という事はない。むしろ入り込むべきではないと思っている。 舞台の上にはセットがあって、照明があって、台詞を話す。ということは、 セッ…