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TAP/とよたアートプログラム

【編集部より】TAP MAGAZINE/とよたアートプログラムマガジン9月号発刊しました(9/1)

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本とよたアートプログラムポータルサイトの姉妹メディア「TAP MAGAZINE/とよたアートプログラムマガジン」の9月号が発刊しました。
9月号の特集は「演劇・デカスプロジェクト」。あいちトリエンナーレのパフォーミングアーツ豊田公演が控える劇団うりんこ+三浦 基+クワクボリョウタインタビュー、とよたデカスプロジェクト参加アーティストインタビューに加え、豊田の演劇についてのコラムも掲載しています。

CONTENTS
あいちトリエンナーレ2019 パフォーミング
アーツ 豊田公演 劇団うりんこ+三浦基+
クワクボリョウタ「幸福はだれにくる」
とよたデカスプロジェクト2019
コラム とよたの演劇 

ほか掲載しています。(上記はポータルサイトにも掲載)

https://www.toyotaartprogram.jp/tapmagazine

 

あいちトリエンナーレ豊田会場総合案内所、豊田市内外文化施設/公共施設、とよたまちなか店舗ほかにて配布中です。
どうぞお手に取ってみてください。
タブロイド判4ページ 無料 月刊

 

TAP MAGAZINE/とよたアートプログラムマガジンとは?
トリエンナーレだけじゃない!”豊田で行われている文化芸術関連の公演やイベント、関わる人たちを紹介するフリーペーパーです。
あいちトリエンナーレの開催の合わせ、2019年6~11月期間限定発行します。

【演劇】劇団・笑劇派旗揚げ21周年 無料招待公演 (8/18)

長年豊田を中心に全国で活動を続ける劇団・笑劇派は旗揚げ21周年無料招待公演を開催します。どうぞご来場ください!

情報元 旗揚げ21周年無料招待公演 | 特別公演 | 劇団・笑劇派

※内容は変更する場合があります。必ず情報元、主催者発表をご確認ください。

 

劇団・笑劇派旗揚げ21周年 無料招待公演 
【日時】令和元年8月18日(日)①10:30~12:00 ②14:30~16:00
【会場】産業文化センター 小ホール
【入場料】無料
【内容】劇の上演
問合せ先:劇団・笑劇派0565-77-5734
主催者:劇団・笑劇派

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【演劇・音楽】農村舞台アートプロジェクト2019「アートで蘇るとよたの農村舞台群」 藤岡歌舞伎「吉野山道行」、奥三河のプロ太鼓集団「志多ら」夢の舞台(8/17)

農村舞台アートプロジェクト2019「アートで蘇るとよたの農村舞台群」

ライブ2つ目は藤岡地区深見町の磯崎神社にて開催です。

情報元http://www.cul-toyota.com/

 

農村舞台アートプロジェクト2019「アートで蘇るとよたの農村舞台群」 藤岡歌舞伎「吉野山道行」、奥三河のプロ太鼓集団「志多ら」夢の舞台

全国的にも珍しい農村舞台という地域の文化財を活用し、地域発信のアートプロジェクトとして、様々な取組みを実施する。農村舞台を「ギャラリー」や「劇場」として見立て、展覧会やライブを地域住民と共働で開催する。
【日時】令和元年8月17日(土)18時開演
【会場】深見町磯崎神社(愛知県豊田市深見町大屋38番)※雨天:藤岡交流館(愛知県豊田市藤岡飯野町仲ノ下1040-1)
【内容】
藤岡歌舞伎:義経千本桜「吉野山道行」
和太鼓集団「志多ら」:花祭り「志多ら舞」ほか
【入場料】
1公演:1,000円
2公演セット券(深見町磯崎神社&西中山八柱神社):1,800円
※割引制度:あいちトリエンナーレ実行委員会が発行する「あいちトリエンナーレ 2019」国際現代美術展 1DAYパス及びフリーパス(特別先行前売、前売を含む)をご提示いただくと、1公演につき100円割引いたします
1公演:1,000円→900円、2公演セット券:1,800円→1,600円
取扱窓口:豊田市民文化会館、藤岡南交流館、藤岡交流館
問合せ:豊田市文化振興財団 文化事業課(豊田市民文化会館内) 開館時間:9時~21時 ※月曜休館 TEL:0565-31-8804
主催:(公財)豊田市文化振興財団
主管:農村舞台プロジェクトチーム
後援:豊田市豊田市教育委員会、(一社)ツーリズムとよた
協力:豊田市深見自治区

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【レポート・アート】あいちトリエンナーレ豊田会場を巡る/清水雅人 2019.8特集

8月1日あいちトリエンナーレが開幕した。あいちトリエンナーレは3年に一度開かれる国内最大級の芸術祭。2010年に第1回を開催し、今回が4回目。これまで名古屋を軸に岡崎、豊橋でも開催されてきたが、今回は名古屋市豊田市にて開催。
今回の芸術監督はジャーナリストの津田大介氏。テーマは「情の時代」。79組のアーティストが参加している。

筆者はアートは全くの専門外なので作品内容についての批評は他に譲るが、豊田会場の雰囲気や先入観のない眼で見た感想をレポートしたい。

豊田会場は、細かく言うと全部で8ヶ所に分かれる。豊田市美術館、美術館すぐ隣にある旧豊田東高等学校、豊田産業文化センター敷地内にある日本家屋喜楽亭、VITSの地下にある豊田市民ギャラリー、新豊田駅前に新しくできた新とよパーク、T-FACE前のシティプラザ(具体的にはサイゼリヤの屋上スペース)、名鉄豊田市駅下の空き店舗数か所(総合案内所もある)、そして豊田市民文化会館。市民文化会館は9月にある演劇の会場なので、筆者は開幕日8月1日に7ヶ所を巡った。

巡り方に正解はない、どのような順番でもいいかなと思うが、筆者はまずは豊田市美術館に行く。まず驚いたのはその混雑ぶりだ。駐車場もほぼ満車の状態。中に入ると多くの人が「クリムト展 ウィーンと日本1900」が目当てだとわかる。もちろん筆者もクリムト展も観る。

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豊田市美術館駐車場 連日混雑している

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豊田市美術館入口

ここで料金の話。
クリムト展とトリエンナーレのセット券があって当日2,000円(ただしトリエンナーレは豊田会場のみ)。ちなみにトリエンナーレのチケットは1DAYパスポートが1,600円、期間中何度でも行けるフリーパスが3,000円(いずれも一般当日、学生割引あり)、こちらは名古屋豊田全ての会場を観覧できる。
入場料について詳しい説明が見当たらないのでここでまとめるが、1DAYパスポート1,600円又はフリーパス3,000円で名古屋豊田全ての会場の観覧ができるが、実質豊田会場で入場券が必要なのは豊田市美術館のみであとの会場は無料、ただし豊田市美術館トリエンナーレ展示だけの入場料設定はなく、トリエンナーレ全体の1DAYパスポート又はフリーパスか、クリムト展とのセット券が必要、ということでいいだろうか?(間違っていたらご指摘ください)

なので、トリエンナーレ豊田会場も名古屋会場も観たい人はトリエンナーレ1DAYパスポートを購入、豊田会場だけを観たい人はクリムト展とのセット券を購入、クリムト展は特に観ないが、、、という人はトリエンナーレ豊田市美術館展示はあきらめる、、、の選択となる。
クリムト展のレポートは本題ではないが、圧倒的なボリュームの作品数、クリムトの生涯に関する資料等で見ごたえは十分ある。19世紀末~20世紀初頭という芸術においても大きな転換期にあった時代風景もよくわかる内容となっている。じっくりでなく回っても2~3時間はかかる展覧だった。今回日本でのクリムト展は東京と豊田のみということもあってか連日たくさんの来場があるもよう。来場には曜日や時期を図った方がいいかもしれない。

変わってトリエンナーレ展示はゆったりと観られる。美術館展示なのでどちらかというと写真や彫刻などのフォーマットが多いが現代美術らしい発想を飛ばす展示も多数あった。

そこからすぐ隣の旧東高校へ。ここではプールでの展示。高嶺格さんによる 「反歌:見上げたる 空を悲しもその色に 染まり果てにき 我ならぬまで」詳しい説明をするのはよそう。言葉で説明するほど陳腐なことはない。まずはその大きさに圧倒され、時空が歪むような感覚と爽快な感覚がなぜか入り混じる。ここはぜひ一度観に行って欲しい、豊田会場のクライマックスの1つと言える。

※写真はあえて載せない、圧倒的な存在感を実物で体験して欲しい。

 

その後喜楽亭、市民ギャラリーと回る。この2ヶ所はインスタレーション/映像作品がメイン。そこから、新とよパーク(暑い中ボランティアさんお疲れ様です)、シティプラザ、そして豊田市駅下を回る。豊田市駅下には総合案内所があり(豊田市駅改札から階段を下りてきた正面、ロッテリア隣)、展示はその裏手と駅下モール北側の空き店舗4ヶ所ほど。

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豊田市駅下の総合案内所

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VITS地下にある市民ギャラリー

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新とよパーク展示

筆者は非常に駆け足でめぐってしまったがかかった時間は3時間ほど。映像作品が多い印象だが、それらをじっくり観賞すると倍はかかるか。

今年の1~2月にプレトリエンナーレ、地域展開事業が豊田市でも開催され、今回と同じように豊田市駅周辺数か所で多数の展示があったのだが(今回のトリエンナーレと同じ会場もあり違う会場もあり)、筆者は思いのほか面白かった印象があり、それに比べると今回の豊田市駅周辺の展示はちょっとあっさりしているというのが正直な感想。各々の作品は素晴らしいが、全体的なボリューム感やバラエティ感として。今回はぜひ豊田市駅周辺だけでなく、豊田市美術館、そして旧豊田東高校の展示も合わせて巡ることをおすすめする。

内容としては、もちろんすべてではないが戦争をテーマ、戦争を想起させる作品が多く印象に残った。動画「この人」でも石黒氏と話したが、日本だけでなく世界中に広がっている不穏な空気、不寛容の雰囲気をアーティストたちも同時的に感じているのだろう。

特に日本において8月は戦争の記憶と強く結びついている(もちろん筆者も含め今や国民のほとんどはあの戦争の体験はないわけだが、戦争と8月の記憶の結びつきはある)、例えば喜楽亭のホー・ツーニェンの展示は映像作品だが、映像映写のため日本家屋である喜楽亭の雨戸を締め切って暗闇にしてある。真昼間に雨戸を締め切っている暑さ(空調はあったが)、雨戸板の隙間から光が漏れている感じなど、これはまさに70数年前私たちの二代三代前の人たちが空襲警報におびえ声を潜めていた状況と同じなのでは、という体験していない“記憶”が蘇った。このようなイマジネートをさせるのがアートであり、特に空間と一体で作品を表現する現代アートのもっとも核の部分に触れた気がした。

おまけ。まだまだ暑い日が続くので、体を冷ましたい方はTAPマガジンにて豊田ご当地アイドルStar☆T(スタート)が紹介するタピオカ(7月号)、涼スイーツ(8月号)はいかがでしょうか。筆者は、7月号で紹介されていたGAZAビル1階のパン屋さんMatakuruBagel(マタクルベーグル)のタピオカをいただいた。

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マタクルベーグルのタピオカ

もう1つおまけ。トリエンナーレの展示会場ではないが、豊田市駅周辺会場と豊田市美術館・旧東高校の間にあるとよた大衆文化センター[TPAC]というビジターセンターがあり(ジャパンレンタカーやローソンのある小坂本町4丁目交差点隣接パチンコ店ZENTの裏側、旧波満屋旅館建物)、トリエンナーレ期間限定でカフェバーが開店していたり、トリエンナーレ外の秘密の展示や市民による展覧会等もこれから充実していく予定らしいのでぜひ立ち寄ってみてください。

https://www.toyotaartprogram.jp/t-pac

最後に、トリエンナーレではアート好きの人たちが市外から大勢豊田を訪れると思うが、これまで現代アートに縁がなかった、豊田市民のみなさんにもぜひ観覧して欲しいと思う。まさしく筆者もこれまで現代アートに縁がなかったひとりだが、展示を巡って「いや~なかなか面白いな~」とシンプルに思ったことは確かなので。ぜひ、見慣れた街並みにぽっかり穴をあけて待っている非日常を体験して欲しい。
あいちトリエンナーレは10月14日まで開催しています。

aichitriennale.jp

 清水雅人(しみずまさと)
映像作家・プロデュ―サ―。豊田市出身・在住。豊田市役所職員時代に市役所内に映画クラブを結成し、30歳の頃より映画製作を開始。映画製作団体M.I.F.設立、小坂本町一丁目映画祭主宰。2013年市役所を退職、独立し、映像制作、イベント企画、豊田ご当地アイドルStar☆T(スタート)プロデュースなどを手掛ける。豊田星プロ代表。映画「星めぐりの町」を実現する会会長、とよた市民アートプロジェクト推進協議会委員。

豊田ご当地アイドルStar☆Tオフィシャルサイト

【コラム・アート】豊田市におけるトリエンナーレ開催の意義/石黒秀和 2019.8特集

 あいちトリエンナーレがついに豊田市にもやってきた。3年に一度の国際芸術祭。愛知県では2010年にはじまり、4回目の今年は名古屋市と並んで豊田市も会場となった。あいちトリエンナーレの詳細や意義については他の媒体に委ねるとして、ここでは豊田市トリエンナーレを開催する意義について、あくまで個人的見解ではあるが記してみたいと思う。

 あいちトリエンナーレの特徴の一つは都市型であることが挙げられる。今や世界的にも有名となった瀬戸内国際芸術祭や越後妻有アートトリエンナーレが農山村部を主な舞台にしているのに対し、あいちトリエンナーレは市街地を舞台としている。豊田市でも、2010年から毎年開催されている農村舞台アートプロジェクトなど、農山村部を舞台にしたアートイベントは大小あるのだが、中心市街地一帯を舞台にした現代アートの大規模イベントは、私の記憶ではおそらく初めてではないかと思う(昨年度の地域展開事業は別として)。特に今回は美術館や市民ギャラリーなど公共的な展示場のほか、駅前の空き店舗など複数の日常空間も活用しており、それはまさに街中そのものを美術館にする試みともいえる。

 

 これにより、私は二つの効果を考える。一つは、より多くの市民に現代アートに触れる機会を提供できる。それによって理解者を増やすことができる(特に現代アートはたくさんの作品に触れることでようやくその面白さや意味が理解できるところがある)。理解できないまでも考える機会を提供できる(この考える機会の提供こそ、現代アートの重要な機能の一つだと思っている)。もう一つは、日常空間にアートが介在することで、それは一種の非日常空間になり、街の景色を変える。つまり、街を少しだけ面白くする。大人の論理で言えばそれによって街を歩く人が増え、経済的波及効果も生まれる。

 現に今回のトリエンナーレでは全体で70万人とも言われる人の動きが予想され、その内どれだけの人が豊田市にもやってくるのか(あえて言えば街中まで来るのか)それは正直分からないが、それでも相当数の人が初めて豊田市を訪れるものと予想される。それも世界中から。市民も改めてわが街を見つめ直す機会となるだろう。そこでなにを発見するのか、それはそれぞれだし、そもそもの街の魅力が試される機会でもあるわけだが、それでも先ずは街を歩いてもらうこと、その機会を得られることにはとても大きな意義があると考える。

ついでに言うと、過去のトリエンナーレのおかげで私は名古屋市長者町豊橋市水上ビルがお気に入りの場所となった。街は歩くことで魅力が現れるものだと思っている(逆に言えば歩いて魅力的な街を目指さなければいけないのだろうが)。豊田市にもそんな「いいね」を覚える市内外の人が増えることを期待している。

 

 また、このトリエンナーレを開催するにあたり、実に多くの人の交流が生まれている。公式ボランティアは全体で1000名を越えていると聞く。豊田会場でも400名近いボランティアが活躍し、さらに豊田市の場合は、とよトリ隊と呼ばれる公募ボランティアがおもてなしや盛り上げ役として活動しており、オープニングイベントや関連事業でも既存の市内のアーティストや市民が主体的に関わっている。そのほか、作家の作品づくりに直接関わったり、自発的なアートイベント開催の動きもあると聞く。こんなことがこんな場所で出来るんだ、という市民や行政の気づきもあるだろうし、このTAPのように、市内の文化情報を一元化し発信する試みも生まれている。つまり、トリエンナーレが刺激となって、既存のあるいは新しい人材の動きが活発になっているのである。こういった既存文化の活性化、新たな人材の輩出、また、市民やアーティスト同士の交流や融合こそが、実は今回豊田市トリエンナーレを開催する最大の意義であり、同時に、トリエンナーレ終了後、その真価が問われる。

 

 最後に、これについてはやはり触れざるを得ないだろう。慰安婦像に端を発した一部展示の中止問題である。このコラム執筆中の8月初旬現在、世間はまさに賛否両論で、その是非については今回はあえて問わないが、日本社会のあるいは日本人の抱える負の側面をはからずもあぶり出してしまったのは間違いないようだ。それも芸術の役割と言えばそうなのだろうが、祭りに水を差された感は歪めない。
 また、私が最も心配するのは、この問題によって行政が、芸術に対して萎縮するのではないかということだ。そもそも芸術と行政(あるいは政治)の関わりというものには様々な意見があるわけだが、今回の件で行政が芸術を支援(それはお金という意味だけではない)することに対し、及び腰というか後ろ向きになる事態だけは避けて欲しいと願う。むしろ、これをきっかけに、社会における芸術の必要性や役割あるいはあり方をともに考え、認識する機会になればいいと思うのだが……。
 今回の中止の判断は、私個人としてはやむを得ないことだとも思っている。というか、これは個々の思想の問題でもあり、民主主義や立憲主義の問題でもあり、為政者や権力を持つ者が軽々に発言するべきことではなく、国民一人一人が、もう一度学び直し、議論し、考えるべきことだと思っている。それには少し時間もかかる気がする。
しかし一方、これをただの中止で終わらせてしまっては、なんだかなんの意味もない気もしている。今回の問題を、なるほどそういう風に解決はしていないまでも提示したのかと、ある種明るい知恵でもって乗り越えることができたなら、それこそが芸術の意義であるし、今回のトリエンナーレの本当の意義になる、と思うのだが……。

 

aichitriennale.jp

石黒秀和(いしぐろひでかず)
脚本家・演出家。豊田市出身。高校卒業後、富良野塾にて倉本聰氏に師事。豊田に帰郷後、豊田市民創作劇場、豊田市民野外劇等の作・演出、とよた演劇アカデミー発起人(現アドバイザー)ほか、多数の事業・演劇作演出を手掛ける。TOCToyota Original Company)代表、とよた演劇協会会長、とよた市民アートプロジェクト推進協議会委員長。

ホーム - とよた演劇協会

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【アート】農村舞台アートプロジェクト2019(8/4~8/18)2019.8特集

農村舞台アートプロジェクト2019

期間:8月4日(日)から8月18日(日)
場所:藤岡・小原地区 各神社

www.cul-toyota.com

 

~農村舞台って何?
昔、農村でお祭りやイベントに使われていた舞台です。
江戸時代後期から明治時代まで盛んに地元の祭りや地芝居が行われていました。舞台としての機能だけじゃなく、お祭りや芝居をすることでその地域の人びとを結びつけるような役割もあったんじゃないか、ともいわれています。
今はもう使われていないけれど、近年その価値が再評価されて指定文化財になったり、そのおかげで一度は途絶えてしまった地元の歌舞伎やお芝居が復活したりしているんですよ!

―どうやって巡るの?
自家用車でまわる場合は各会場に駐車場があります。今年は8月14日(水)に参加無料のバスツアーもあります。駐車場・バスツアーについて詳しくは公益財団法人豊田市文化振興財団 文化事業課まで。 tel: 0565-31-8804 ※月曜休館

 

―ライブ公演のチケットはいくら?どこで買えるの?
1公演:各1,000円 
2公演セット券:1,800円
あいちトリエンナーレ2019国際現代美術展1DAYパスもしくはフリーパス(先行前売、前売含む)をご提示いただくと、1公演につき100円割引いたします。
1公演:1,000円→900円 2公演セット 1,800円→1,600円
各前売り券は藤岡交流館・藤岡南交流館・豊田市民文化会館にて発売中です。

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【アート】足助百物語(8/3~8/15)2019.8特集

足助地域で「足助百物語」開催中です、どうぞご来場ください!

足助百物語

期間:8月3日(土)から8月15日(木)
場所:三洲足助屋敷・足助の古い町並み

marune8.wixsite.com

 

―足助百物語ってなに?

2019年度のとよたデカスプロジェクトに入選した足助百物語は、足助に残る昔話や伝説を元に新たな伝説や妖怪を作り出すアートイベントです。足助には多くの昔話が残されています。その中でも妖怪話は楽しい、おもしろい、怖いだけでなく昔の生活の知恵や危険を知らせたり、しつけや戒めの為の物語が多く、現代の日本にも通じる内容です。今はもう伝えられていない古い物語を紐解き足助に蘇らせることで、現代にも通じる新しい物語を描き出します。
妖怪作家の柳生忠平さんがあなたの内面の妖怪を引き出したり、三州足助屋敷では職人さんの道具や製品から付喪神を作り出します!足助のまちなかにはお化け屋敷ならぬお化け長屋もありますよ!
昼は三洲足助屋敷で妖怪探し、夜は足助のまちなかでたんころりんとお化け体験なんていう夏の過ごし方はいかがでしょう。

―百物語って?
百物語は、日本の伝統的な怪談会のスタイルのひとつで、怪談を100話語り終えると、本物の物の怪が現れると言われています。足助百物語では年月をかけ百の物語、アート、妖怪を生み出していきます。百の物語が語られた時、足助に新たな文化が生まれると思っています。
百まで行く前に、何匹の妖怪が足助に生まれるか、みんな数えにきてくださいね!

付喪神(つくもがみ)ってなに?
古くは室町時代の絵巻に「付喪神絵巻」というのがあったり、使い込まれた道具や職人の手仕事によって生み出された生活道具は魂が宿るといわれ、数多くの妖怪伝説があります。三州足助屋敷では、からさわてるふみさんと足助の職人たちのもとからいろんな付喪神たちが生まれました。足助の付喪神たちはどこにいるでしょう?どんな道具からできているでしょう?
みんなで考えてみましょう!

 

―どこでやってるの?
三州足助屋敷の付喪神 
場所:三州足助屋敷(豊田市足助町飯盛36)
時間 : 9:00-15:30 (入館料・参加費が必要です)
足助屋敷にたくさんの付喪神が現れた!館内にいる付喪神を探してみよう!

三州足助お化け長屋(西町中野邸空家) 
場所:足助町西町26
時間 16:00-21:00
足助の言い伝えをベースに、大人も子供も楽しめる長屋のお化け屋敷が、足助の町並みに出現します。

妖怪画家 柳生忠平の展示会 
場所:寿ゞ家(豊田市足助町本町15)、マンリン小路
時間:16:00-21:00
作家が在廊中にはあなたの内面を透かし見て妖怪に仕立てるに妖怪似顔絵もやります(有料)

Jaaja 展示会
場所:豊田市足助町西町45-1(旧:お好み焼き屋たつみ)
時間:16:00-21:00
のばたくみの・長谷川雄一の二人組。
音楽活動だけでなく畑仕事・薪割り・動植物の亡骸を使った作品作りをしています。

道楽同盟展示会
場所:豊田市足助町田町18 (田町平野邸)
時間:16:00-21:00
増成峻平、佐竹佑太の二人組。場、時、人など新しいアートになりうる素材を探し、それらの素材を粘土や木材のように操作し、新しい感性の開拓をしています。

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