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TAP/とよたアートプログラム

【インタビュー・アート】とよたとアーティストたちインタビューその1「逸見ルチカ」「小野寺のどか」2019.10特集

アーティストってどんな人でしょう?自分の作品が美術館に飾られたらアーティスト?何かを作りだしたらアーティスト?芸術家とアーティストって違うの?あなたの身近にアーティストはいますか?
今月の特集テーマは「とよたとアーティスト」。とよたで活動中やとよたゆかりのアーティストたちにスポットをあてます。

逸見ルチカ インタビュー
今月号のTAP MAGAZINEの素敵な表紙を描いてくれたのは、豊田市在住のアーティスト、逸見ルチカさん。ルーブル美術館に展示されたこともある彼女にとって「とよたで活動すること」「絵を描くってどんなこと」?

TAP 豊田市で活動することに対しての思いはありますか?
-展覧会をすることが増えて、色々な人に絵を見てもらうことも増えました。私の絵を見た豊田市の方に優しい声をかけてもらったりもしました。豊田市での活動はそういう優しい人達への恩返しの思いもあります。

TAP 今回のHYBEIDBUNKASAIⅡでの展示はコラージュや立体など色々な作品がありますね!特に思い出のある作品はありますか?
-乗っていた自転車がパンクしてしまったのがショックで、その時の自転車を作品にして今回展示しました。
あと小学3年の時のコンテストで「ぜったい入賞してやる!」と思って書いた作品が落ちちゃって…とても悔しかったです。その作品はすごく思い出があります。(ちなみに表紙の作品です!)

TAP 作品のキャプションが物語になっているものがありますね。どんなときに絵を描いていますか?
-普段からふと筆を持って絵を描きたくなります!ハッピーな気持ちのときが多いです。いろんな色を重ねたり、色を楽しんでるうちに、その絵のテーマだったり物語が生まれてきます。

TAP 絵を描くこと以外には、どんなことをして過ごしていますか?
-今は豊田市の山の中に暮らしていて、ゆったり過ごしています。庭で、パパがつくったブランコで遊んだりバスケをしたり。本を読むことも好きで、伝記漫画とか最近は小説にも挑戦しています。
でもやっぱり絵を描いてるときが一番多いです!

逸見ルチカ
2008年 岡崎市生まれ 豊田市旭地区在住

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小田原のどか インタビュー
あいちトリエンナーレ2019 豊田会場を盛り上げてくださった参加作家の小田原のどかさん。「豊田市での展示について」「作品を作るときに欠かせないもの」「子供の頃について」を伺いました。

TAP あなたの作品が豊田市で展示されることにどのような意義を感じていらっしゃいますか?
-私の作品は、彫刻や銅像や記念碑について、それらが社会から必要とされるのはどうしてなのだろうという疑問を可視化する内容です。
愛知は長久手桶狭間などの古戦場があり記念碑文化の成立と関わりが深い場所ですが、とくに豊田市で毎年3月に開催されている「顕彰祭」は銅像が活用されている日本でもとても珍しいお祭りのひとつです。
今回の作品は豊田市の歴史や文化に直接的に関わるものではありませんが、そういった愛知や豊田のもつ記念碑文との深いつながりが、作品に深みを与えてくれたと考えています。

TAP 作品を作るときに欠かせないものはなんですか?
-パソコンと紙とペンと国会図書館です。
調べ物をすることも私の作品制作の大切な要素なので、国会図書館などで先行研究に当たることは欠かせません。

TAP 子供の頃はどんなお子さんでしたか?
-3歳の頃から自分が着る洋服はすべて自分でコーディネートしていたそうです。次の日に着るお洋服を枕元に畳んで置いてから寝ることが習慣だったと聞いています。

小田原のどか
1985年 生まれ 宮城県出身東京都拠点
あいちトリエンナーレ2019 豊田会場にて名鉄豊田市駅下と新とよパークで展示

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